THE ORIGIN STORY
結成日、2026年4月27日。私たち「ラティオルマ」は、マーケティングコンサルタントとパーソナルスタイリストという、お笑いとは無縁の異業種コンビです。
いい年をした結成日目の47歳おじさん二人が、なぜ今になってM-1グランプリという過酷な舞台に挑むのか。そこには、論理だけでは説明しきれない、幼馴染との数奇な巡り合わせがありました。
実は私と相方の森井の出会いは、彼曰く「幼稚園(4歳)」にまで遡るそうです。
ただ、私自身は小学校からの記憶しかなく、その話をするといつも「倉田さーん、勘弁してくださいよー(笑)」と突っ込まれるのが、私たちの長年のお決まりのやり取りになっています。
大人になってからは、それぞれ全く別の道を歩みました。私はWebマーケティングやSEOの世界で「論理(Ratio)」を武器に効率化を突き詰め、森井はパーソナルスタイリストとして「美意識(Forma)」を武器に数千人のクライアントを輝かせてきました。
住む世界は違えど、お互いに独立してビジネスの第一線で戦い続けてきた、良き理解者であり親友でした。
順風満帆に最適化されていたはずの私の人生に、突然思いがけない「エラー」が起きたのは、47歳を迎えた頃でした。
身体が思い通りに動かなくなり、私がこれまで絶対の正解だと信じてきた「論理」や「効率」という武器が、自分自身を救うためには全く役に立たないという壁に直面したのです。
ある日、私は森井に電話をかけました。
「久しぶりー」から始まった他愛もない会話の中で、私は自分の身体に起きているエラーを、あえて悲壮感を見せずに包み隠さず話しました。彼が心から心配してくれているのを感じつつ、私はごく自然な流れでこう切り出しました。
「俺と一緒にM-1出ないか?」
彼に何かを解決してほしかったわけではありません。ただ、ポンコツになってしまった自分を笑い飛ばし、この苦しい現実から一瞬でも意識を逸らしたかったのです。
家庭もあり、自身のビジネスも多忙を極める森井にとって、素人の漫才に付き合うメリットなど一つもありません。
しかし彼は、「おー!出よう出よう!」と、全く迷うことなく秒で即答してくれました。
その時、ふと高校時代、一緒に出場した「全国高等学校クイズ選手権」の話になりました。それが私たちにとって初めての全国放送でのテレビ出演だったのですが、当時の森井はただ隣に立っているだけで一問も答えず、私だけが孤軍奮闘してクイズを解いていたのです。
「あの時もそうだったよな」と笑い話にすると、彼も「確かに!」と電話越しに大笑いしていました。
真面目に生きてきたスタイリストが、常識という殻を破って再び私の隣に立ってくれる。ならば私は、残された唯一の武器である「マーケティングの論理」をフル稼働させ、この挑戦を絶対に最高のものにしなければならない。それが、彼への最大の恩返しになると決意しました。
こうして、2026年4月27日、ラティオルマは結成されました。
プロが人生を懸けるM-1グランプリ。私たちはアマチュアですが、決して「思い出作り」で終わらせるつもりはありません。
47年間の人生経験と、ビジネスで培ったプロフェッショナルの技術をフルに“無駄遣い”し、データと論理で1回戦の壁に全力でぶつかりにいきます。
不器用な中年二人の、人生を懸けた大真面目な「遊び」。
私たちのこの挑戦が、皆様に少しでも「笑顔」という形で届けられることを願っています。